封印解かれる

 

 九州では封印が解かれたらしい。その昔の相次ぐ釣れ過ぎ現象で封印という憂き目に甘んじていたMighty Arrowが、Mighty Arrow 20th CCのリリースを機に遂に復権ということなのか?今後が注目される。

 

 

 ところで、そのMighty Arrow 20th CCの一番乗りを「またしてもマニア谷口」と当然のようにお伝えしてしまっていたのだけれど、実はさにあらず。一番乗りはその前にジャンボリーにやって来て購入後、即投稿の野口君でした。野口君にはまことに失礼!ごめんなさい。

 

 

 しかし、なんの偶然か、三番乗りのデンさんまでカラーはWH-Rなのである。マニア谷口はプロップをシルバーに変えているけれど。

 

 そう言えば、それに反して山口では金のペラが効くとのもっぱらの噂。確かにそういうことってあるもんだ。フィールドによって魚の性格は違うからアリエルことではある。ただ、そこには科学的根拠たるものは特になく、でも確かにそういう傾向がなくはなく、でも中には個人的ジンクスのようなものもあり、なんだかそれは少し謎めいていて、その辺りはトップウォーターが文学であるという持論の一つの根拠。

 

 

 それにしても、今思えば、Mighty Arrowが「釣れる!」なんていうのは、ある種のデマゴーグ、あるいは一過性の熱病みたいなものに過ぎなかったのかもしれないとも思う。しかし、あえて、それに騙されてみるのも一つの方法だ、と言ってみる。この際、封印なんてものは解いてしまって(そもそもこれを初めて使う人にはそんなもの関係はないのだけれど)、もう一度こいつの威力というものを確かめてみて欲しい。

 

 実は俺自身、そうしてみたいとこのところ思っていた、というのは本当の話。だって、あれはひょっとして悪い夢だったのかもしれないし。

 

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発見!

 

 彼が言う「動かすと可愛い」は言い得て妙で、そのことに関しては認めないわけにはいかないが、一日に3本+1本ほども釣れるのか?と言うと、にわかには信じ難い。俺が言うのもなんだけれど・・・。ただ、このプラグに関しては、アングラーの動かしようでどうにでも化けてしまうと言うのも本当だから、考えてみればアリエルとも思う。「アングラー次第」はアングラー魂をくすぐるよね。ちょっとした可能性の発見。

 

 それにしても斉藤主任の快進撃には感心する。先日までの怒涛の釣果にも勢いを感じないではなかったが、このイノシシの釣果に至っては極めつけだ。当然一番乗り。マニア谷口顔負け、グランデの部長の椅子危うしだ。

 

 ところで彼が手にしているイノシシはジャンボリーで限定販売した25個のうちの一つなのだけれど、東京のPlugger's Highではさらに別のカラーを先行販売する予定。一点物だってあります。一点物って言うと、アーティストコラボのプラグだってある。これはうちのルアーのブランクに著名なアーティストがペイント他を施し、それを展示販売するって言う、そら恐ろしい企画。

 

 

 例えばこれは八百板画伯のお仕事。なんて見事なんでしょう。実際に見るだけでも価値ありだ。他にも数名のアーティストが作品展示販売予定。どんなスパークが起こるのか、俺自身も楽しみ。

 

 

 そのPlugger's Highの前に控えているのが恒例の魚矢の展示会。ここに持って行く売り物って毎回実は悩ましい。今回はMighty Arrowzinho DPのペラ違いを持ち込むつもりで準備中。昨日カラーリングを済ましたところで、これがなかなかイカすのだ。コーティングするとさらに映えるはず。

 

 

 ただ実を言うと、ペラについては未だ悩み中。ペラをエジーニョプロップにするのか、エディープロップにするのか、それとも両方か?それをボーンボディの方にセッティングするのか、それともポリカボディか・・・。背負わせるプロップの重量がこのボディの浮力に対して結構大きいので、軽いボーンと少し重いポリカでは浮き姿勢がかなり変わってしまう。立ち浮きの、そんな喫水の相当深いWスウィッシャーなんて、これは実に面白い。

 

 ちなみに、こう言う微妙なウェイトセッティングは、誤差の少ないプラスチック素材でこそ比較的容易に出来る。ウッドだとウェイトを計って選別することが必要になるし、プラグをぶつけたりして万が一水を吸ってしまうと、その微妙なアクションはキープできなくなってしまうから。

 

 そうも言ってられないタイミングではあるのだけれど、もう少し悩みます。

 

 

 このところはそれと同時に来年のプラのカラーリングや、イノシシのカラーリングなんかも進行中で、一昨日から今日あたりは塗装場にこもっていたりするのだけれど、その合間に下の事務所で聴いたハービー・ハンコックのあの「Future Shock」の中のギターが、あまりに気になって調べてみたら、ピート・コージーというギタリストに行き当たる。

 

 俺自身はそう言えば聞いたことある程度の名前だったのだけれど、この人に今更ながら一瞬にして惹かれてしまった。ランチの自家製サラダを食いながら、コーヒーを飲みながら、彼の軌跡を辿る。どれも面白い。

 

 今聴いているのはメルビン・ギブズというベーシストのアルバム。ネットの彼に関する履歴には「ギブズは、オーネット・コールマン、デファンクト、デコーディング・ソサエティ、アンビシャス・ラヴァーズ、パワー・トゥールズ、ロリンズ・バンドなどの グループ、ソニー・シャーロック、グレッグ・テイト、ジョン・ゾーン、デイヴィッド・バーン、カエターノ・ヴェローゾ、マリーザ・モンチ、フェミ・クティ らとのコラボレーションなど、ジャンルを問わず、多方面で活動を展開してきた。」とある。このアルバムにはもちろんそのピート・コージーも参加しているし、プロデュースはなんとアート・リンゼイ。すごくないはずがない。

 

 ちょっぴり心躍る発見。

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アロウフィーバー

 

 報道される樹木希林&内田裕也の関係性に触れるにつけ、中島らもとその奥さん=ミーさんのそれにどうしても重ねてしまう俺だ。そう言えば、らもさんの追悼ライブには内田裕也氏を呼ぶ呼ばないのちょっとした議論があったことを思い出した。音楽部門を取りまとめていた俺としては、実を言うとそれ以上面倒な大物を呼ぶことにはとても積極的になれず、どちらかと言うと消極派だった。スタッフの中にも少なからずそう言う意見はあって結局実現しなかったのだけれど、今思えば呼んでいたらどうなっていたのか、興味の方が先に立つ。来てくれていたらさぞいい経験になったはず。

 

 報道と言えば、沖縄知事選。あれを見て何だか日本もまだまだ捨てたもんではないと、そんな気がしたのは俺だけではないような気がする。勇気をもらった。

 

 

 先週末に同じく勇気をもらったのは西大伍。家族で応援に行った神戸のスタジアムで彼は八面六臂の大活躍。貴重な2点目を上げ、大勝に貢献した。今シーズン、同じポジションにドイツからスター性のあるウッチーが帰って来たアントラーズにあっても、大伍の存在感はまるで揺るがなかった。去年、代表に選出された直後に大きな怪我をしたにもかかわらず。

 

 無類のバス釣り好きで、しかもうちのルアーを気に入ってくれているという彼が、グランドで躍動するのを見るのはとても気持ちのいいもの。オールレンジをこなす彼だけれど、うちのルアーの良さも理解するその感性が、きっとプレーにも役立っていると思いたい。

 

 ところで、彼が手配してくれた(?!)席は思いの外グランドに近くて、いつもは観に行くと「探したけどわかりませんでした」と言う彼とも、今回こそは視線を交わしたような気がした。そんな西大伍を間近で観た2歳の息子は、いつもならすぐに飽きるサッカー遊びも、そのせいかそれ以来ドリブルやシュートの真似事までするようになった。平気で手を使っていた反則行為も何だか意識して遠慮気味に。観に行ってもすぐに飽きるだろうし、わかりっこないと思っていたらさにあらず。少しは何かを吸収したよう。

 

 

 さて、先週出荷したMighty Arrow 20th CCで例によってマニア谷口が一番乗りである。南九州では台風の影響がかなりあったろうに、早速の釣果は流石だ。「20thアロウの発売を機に、これまで(釣れすぎて)使用を控えていたアロウの封印を解き、また今後しばらく多用したいと思います!」と言う彼と同じような声もいくらかあって、それこそはこうして再度リリースする意味でもあると再認識。

 

 このところの釣行でこれを使っていて思うのは、ミニでもない、ジーニョでもない、このサイズ感の妙なのである。ウッドで少し大きめとも言えるこのサイズ、というのがこのプラグのオリジナルで、そこにはやはり存在感とそれに伴うこれぞMighty Arrowというなんとも言えない使用感が確かにあるのだ。と言うとやはり、これでなければ釣れない魚がいるとしてもおかしくないと、俺自身は感じることが出来た。

 

 アロウフィーバーの再燃はあるのか否か。なんだかその気にさせるマニア谷口の言葉ではある。

 

 

 この前の琵琶湖ではMighty Arrowで1本釣ったのだけれど、可愛らしい俺のそのサイズをはるかに上回るグッドサイズ(55cm)をキャッチしたのは、津波ジャンボリーの立役者カミオカだった。この日のバイトはほとんどその2回きりではあったものの、カミオカのそれは胸のすくような見事なものでファイトもなかなか。イベントでお互い忙しくしていたこのところだったから救われる1本と言っていい。

 

 ルアーはSlapphappy Shad Mini DP - High Appeal。カミオカも言うように、厳しめの今シーズンの琵琶湖では気を吐いたプラグだと思う。ウッドの同Slapphappyシリーズにはないサウンドとアクションが、当然このプラスティコシリーズ(カミオカはどうも「プラティスコ」といつも同じ間違いをする癖あり)にはあって、それが功を奏しているのでしょう。

 

 

 そのSlapphappy Shad Mini DPをいたくお気に入りの大前君のお店イレクターズが、その名も「Camp Goods Magazine vol.4」という雑誌で紹介されている。なんとそのページには津波ルアーズのドライバッグメトロハットもちょっぴり取り上げてもらっているのだ。これで馬鹿売れ間違いなしなので、持っていない人はお早めにどうぞ。

 

 

 来々週には魚矢の展示会があったり、そんなこんなで引き続き忙しい津波ルアーズは、さらにその後に華の東京での20周年展示会もどきイベントPlugger's Highを控えていて、これがまたさらに忙しい。

 

 そのPlugger's Highで入場者に配る予定なのは俺選曲のMix CDだったのだけれど、これをちょいと変更して、なんと大盤振舞いのオリジナルアルバムにしようと思っているところ。ただいまそれの最終作業中。CD-Rとはいうものの、正真正銘のオリジナルが18曲も収録されてしまっていて、大サービスきわまりないのである。曲はと言うと、あのBeyond The VamonosでBGMとして使われていたものを元に、リアレンジしたり、楽器や歌を加えたり、差し替えたりしたもの。自分でいうのもなんだけれど、なかなか聴きごたえがあるのです。

 

 CDアルバムを何百枚も作ったところで在庫になってしまうのは見えてしまっているので、実は半受注生産でアナログ盤を少量作りたいと思っている。それならば、先に音源を聴いてもらって、これならばアナログが欲しいと思うあなたにだけ提供しようという魂胆だ。デジタル音源が手元にあったとしても、気に入ればアナログを欲しいと思う、レコードを買う人なんてそういう希少な人種のはずだし。俺も含めて。

 

 18曲だからして、各曲が短いとは言え、アナログになればカットも止むを得ず、このCD-Rは言わばフルヴァージョンであるから、それにしても貴重かも。

 

 そうそう、そのPlugger's Highこんなところにも掲載されてます。

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世界の・・・

 

 初秋の雨にアヴァロンが似合う。当時はロキシーミュージックなんてまるで眼中になかった俺なのだけれど、タイトル曲だけは妙に耳に残っている。おそらくその頃はこれがよくかかっていたのだろうと思う。82年と言うから、俺が19歳=大学一年の頃のこと。田舎から出てきたばかりのくそガキにはちょっと早過ぎるサウンドだったのかもしれない。

 

 あれから三十数年、この輪郭も曖昧な浮遊感とでも言うべき響きは、なんだかわけの分からぬ退廃感から、今は解放感とでも言うべき心地よさに変わった。不思議なものだけれど、それこそが普遍性なのかも。

 

 

 「世界のマイティアロウ」なんてまるで手羽先みたいなコピーを冠されるルアーがかつてあった。まあ、好意的に解釈するに、それは「日本のトップウォーター」と言うとてもとても小さなシーンであれ、そこに確かにインパクトを残したと言うことだと思う。曲がりなりにも当時持っていたそのインパクトを後に伝えようとすると、うちのような小さなメーカーの場合は作り続けることしか手段がない。つまりは継続すること。たった20年で普遍性は語るべくもない。

 

 それにしても、今回のMighty Arrow 20th Classic Colorsを見て、懐かしいと感じてくれる人がいるなら、これは嬉しい。そして見たことのない人には、新鮮味を感じていただけるなら、なお幸せだ。

 

 

 pesca depotのシンタロウのブログにこのMighty Arrowのことが書いてある。「とにかく釣りまくりました」という言葉は今では信じ難いかもしれないけれど、これ大袈裟ではなく本当である。嘘だと思うなら、その頃からのトップウォーターファンに聞いてみて欲しい。例えば琵琶湖じゃこれを投げると聞こえる、チャリチャリという独特の音が他のボートから聞こえるなんてことはままあった。ロクマルの実績だって一つや二つではないはず。そのくらい釣れた。

 

 同じくシンタロウ・ブログの続きにある

「何かにぶつけてリアペラの片方だけが偶然にも内側に曲がったらしく、今まで以上にヒュルヒュル音が強くなりバイトラッシュ!元木さんもマイティーアロウを投げているのに、自分のマイティーアロウにばかり反応があるのでした(驚)」

これもよく覚えている。というか、忘れもしない。こういうことの方が、人は覚えているもんだ。

 

 ちょっと変わった音を出すやり方はこれだけではなく他にもあって、それぞれがそれぞれの音を工夫したものだった。音の効果をユーザーにも、そして作り手にも少なからず意識させたという意味でも、このプラグは一定の役割を果たしたと思う。

 

 もちろん今でも俺の場合はフィールドでこのプラグ、あるいはここから派生したプラグを手に取ることが少なくない。

 

 Mighty Arrow 20th Classic Colorsはもうすぐ出荷。ご予約は津波ルアーズ取扱店にて明日まで。

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おやじフェチとイノシシの大きさ

 

 衝撃的な一枚の写真。とは言え、特にやましいことはなく、これ実はコロナのりょうちゃんの息子=シオンの彼女で、こっち側でシャッターを切るのは、誰あろうりょうちゃんと、そしてシオン。昨日のコロナ with アンツのライブを観に来てくれた彼らに俺はどうも気に入られたようで・・・。二十歳の女の子に「手を握って下さい」(「握手して下さい」じゃあなくてそう言われた。これ本当です)なんて言われた五十過ぎのおっさんが、ニヤニヤしないわけがない。これでもかなり表情の緩みを抑えたつもり。

 

 昔からおっさんフェチの若い女の子には気に入られてしまう、そういう覚えがないわけではないものの、それにしても35歳差ですから、これは凄いね。彼女のお父さんよりは年下だそうです、俺は。それを聞いてなんだか思わず「よかった・・・」と思ってしまったけれど、何が「よかった・・・」のか俺にもさっぱり。

 

 でもここだけの話し、昨夜の演奏は、風邪を引いていたり、ジャンボリーが終わってホッとしていたりの俺に限って言うとグダグダだったから、芸大生の彼らに褒められたのは救いだったか・・・。彼らが気に入ったのはプレイではなくて、声だとか、見た目だとか、俺のその雰囲気だとは思うけれど。

 

 

 話変わって、これは最近話題のイノシシという名のプラグ。マニア谷口に言わせると亥である。火事でほとんどの古いプラグを焼失してしまった津波ルアーズだから、このプラグは手持ちがなく、これはつい二三日前に中古を見つけて買い戻したもの。箱には前の前の住所が印刷してある。ラベルも家庭用のインクジェットプリンターで出力して貼ったDIY。

 

 先日のジャンボリーでユーザーのコレクションを見て気づいたのだけれど、彼らが所有しているものの多くはこのタイプのイノシシなんである。今回復刻したのは俺が保管していたこれよりは小さいさらに初期のタイプのイノシシのようだ。ジャンボリーで彼らのコレクションを見るまで俺自身まるで忘れていた。定かではないけれど、小さい方はひょっとしてほとんど市場には出ず、俺の手元に残るのみかもしれない。

 

 

 こうして比べて見ると一目瞭然。大きさも違えば、ラインアイの位置も違う。よくよく考えてみると、この頃ハンドカービングしていたプラグにしては小さい方はちょっと小ぶり過ぎる。その頃トレンドの1ozプラグには小さいと思い直したのかもしれない。復刻には違いないわけで、特に問題はないのだけれど、その発見は自分でも少し興味深い。

 

 小さい方のイノシシは来月東京であるPlugger's Highでも先行販売予定。大きい方のイノシシも近いうちに復刻はあり得るかも。

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